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  • 執筆者の写真Tomolog

カミングアウト祭りへの伏線

更新日:2021年10月15日



カミングアウト。


正直30歳を超えるまでは比較的クローゼットだったと思います。

それまでは2つの世界で暮らしていて、

ひとつは、ストレートとして偽った自分がいる世界、

もうひとつはLGBTとして「本当の」自分でいられる世界。


本当の自分でいられるのは、LGBTの友達といるとき、

自分を偽る必要のないLGBTの街「新宿二丁目」にいるとき、

数少ないカミングアウトしていた友人といるとき。


そんな時間が幸せだったためか、 本当の自分でいられる2つめの世界で多くの時間を過ごすようになっていました。


でもいつしか世の中が少しずつLGBTフレンドリーに近づいてきていて、

LGBTということば自体の認知度もあがってきました。

そのころから、LGBTである自分に少しずつ自信を持てるようになってきたのを いまでもはっきり覚えています。まさに”PRIDE”ですね。


それがちょうど30歳くらいのときだったと思います。(いまは39、、)

ってあれからもう9年経ったんですね、、


カミングアウトするようになってきた30歳くらいからは、

モヤモヤが晴れてきたというか、 偽りの自分から解き放たれた開放感というか、

世界の見え方はずいぶん変わってきたように思います。


そして、

もっとカミングアウトしやすい世の中になったら、いまよりもっと、 すべてのジェンダーがHappyな人生を送れるのではないか。

そう思うようになりました。


ただ、強い意思を持ってカミングアウトをしない選択をしている人もいて、

そういう人の想いも尊重します。そういう方は心が強いのだなと尊敬します。

では、

カミングアウトしたいけど、 カミングアウトしてない(できない)人ってどのくらいいるのでしょうか。


友達にはカミングアウトしてるけど、

職場ではしていない、 家族には言えない、 そんな人も多いと思います。


そんな方に向けて、少しでも背中を押したいというか、

なにか自分たちでもできることはないかと考えた結果が、 このカミングアウトをテーマにしたブログ祭りです。


来たる「カミングアウトデー」に向けて、 「カミングアウト」をテーマにした記事を

私たちは募集し、広く届けたいと思いました。

少しでも多くの方の「きっかけ」となる記事がたくさん集まり、

悩んでる方の一助となれば嬉しいです。


そのためにも、 皆様の貴重なカミングアウトにまつわる体験談や意見、 想いなどを教えてください。

ご協力をお願いします。 世界的にはまだまだかもだけど、 それでも少しずつ未来は明るくなってきてるように思います。 先日のオリンピックでも、 カミングアウトするアスリートがおおよそ2倍に増えました。 日本では同性婚に慎重な声もまだまだありますが、 それでも可能性を信じて期待している私がいます。 私は30半ばでパートナーシップを結んで結婚式も挙げて、 互いの家族にも関係性を認めていただいていますが、 それでも法的に二人の関係が認められて、制度も整備されてきたら、 もっと生きやすい世の中になるだろうなと期待が膨らみます。 すべてのジェンダーがHappyな世の中になりますように。



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