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  • 執筆者の写真Umilog

どこかで常に羨ましいと思っている自分がいる





20歳の頃は「カミングアウト」という単語すら、わかっていなかったです、実は。


22歳で初めて女性の方とお付き合いし、23歳で初めて新宿二丁目にデビュー。

初めて二丁目に行ったときは驚きというより、何となく居心地良さを感じたのをすごく覚えています。そこから色んな出会い、ラーニングがあり、自分自身のアイデンティティが年々確立された気がします。まだまだ模索中ではありますが・・・


そんな中こんな私と仲良くしてくれるLGBTのお友達が。そんなお友達が増え、どんどん仲良くなるにつれ、自然と私も昔からの友達に紹介していたり、昔からの友達や同僚に“カミングアウト”していました。ただ、あまりにも自然で、これが“カミングアウト”とすら認識してなかったです。ただただ、仲良い友達たちを紹介する、という感覚でした。友達の友達は大体友達って言いますもんね。


そんな私にとって「カミングアウト」とは。

それはシンプルに家族に対して自分はバイセクシャルです、と伝えること。


きっと家族の存在やカラーって一人一人違うと思います。

私にとって家族は唯一無二の存在だし永遠、ただカラーはどちらかというと黒とかグレーより。


黒とかグレー。それは幼いころから非常に厳しく、自分自身のアイデンティティに気付く前からありのままの自分を出せなかったから。そこに月日を重ね、自分自身の性格も確立され、余計ありのままの自分を出す意味がどんどん薄れていきました。


このような家庭環境を理由に、未だ「カミングアウト」できていません。


ただ、ここ一年ほどで自分自身の考え方は徐々に変わりました。

ありのままの自分を家族に出すことで、自分自身に対して誠実に向き合うことができそう。もっと楽に生きれそう。家族との新しい関係が構築できそう。


この記事を機にまた少し前進できた気がします。

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